「パネル工法」を簡単に説明すると・・・
鉄骨を枠として、それを外壁と内壁で挟んだものを一つのパーツ(パネル)として組み合わせ、そのパネルで構造物をつくる、いわゆるモノコック構造にしたもの。
壁と柱を一体化させることで、歪みの起きない「面」ができ、その「面」全体で構造物を支える強靭な建物になります。
もちろん、不燃材・難燃材のため、火災にも強いのです。
鉄骨でも、筋交い(四角い枠にした鉄骨の中のバッテン)構造の場合、大きな揺れに一回は耐えられますが、この筋交いが振動を吸収するため、伸びてしまって機能を失います。この場合、壁をはがして筋交いを交換しないと耐震性能は???になってしまうのです。
モノコック構造ではこの心配がなく、実際の実験でも、何十回もの地震に耐え得ることが証明されています。
ただ、強靭な壁で揺れに耐える「耐震」と、可動式の筋交い(?)や地面と建物の間をゴムなどで繋いで揺れ地震を吸収する「免震」と、どちらがいいのかは私には判断しかねます。
まあ何よりも、勤め先のグループ会社が「軽量鉄骨のパネル工法」だったっていう噂もあります。
でも、そうでなくてもおそらく「パネル工法」を選んでいたでしょう。
何よりもこの工法は、実際の大地震での実績、そして何十回という耐震試験での証明があるからです。
当家の予算的には木造が妥当なのでしょうが、耐震実験などを見てしまうと、冒頭の2つの理由を考慮すると選択しがたいものがありました。
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